2024年1月29日月曜日

2023年度 卒業制作受賞者発表

2023年度の卒業制作スクーリングが昨日終了し 最終審査の結果、今年度の受賞者が決まりましたので、発表いたします。 

学科賞(コース代表) 

積有里


同窓会賞(次点) 

西浦和彦


奨励賞(3名)  

小林知広

建石芳子

江口辰之


以上になります。 

受賞の皆さんはおめでとうございました。 
受賞されなかった方も僅差で逃した方がほとんどです。
残念ですが、今後も制作と研究を継続してください。
先輩方に負けない卒業後のご活動を楽しみにしております。 

その前に、まずは瓜生山校舎での卒業制作展に向けて、
展示計画などを詰めていきましょう。 

在学生のみなさんは、自分の卒業制作の参考のためにも できるだけ3月の卒展を見にいらして下さい。 

また、東京、京都の最終審査の模様は後日、それぞれYoutubeにて限定公開されますので
そちらも必ず視聴して下さい。

2024年1月16日火曜日

2023年度卒業制作展のお知らせ。

2023年度 京都芸術大学 通信教育課程 卒業・修了制作展が、310()~ 317()まで、京都瓜生山キャンパスにて開催されます。写真コースの会場は人間館1階のNA102とギャルリ・オーブへ至る会場です。

また、オンラインでのWEB卒業・修了制作展が310()11:00~ 331()まで公開されます。通信教育部での学びの集大成ともいえる卒業制作です。写真コースについて興味のある方もぜひご覧ください! 













2024年1月9日火曜日

タカザワケンジ先生 個展開催のお知らせ。「私写真」IG Photo Gallery(東京)

 「写真批評」「卒業制作」のスクーリングなどをご担当いただいている写真評論家のタカザワケンジ先生の個展「私写真」がIG Photo Galleryで開催されます。113日にはタカザワ先生によるレクチャーレクチャー「私写真」がYouTubeにて配信されます。ぜひご覧ください。




 (以下、ギャラリーWebサイトより)

IG Photo Galleryでは202419日(火)よりタカザワケンジ展「私写真」を開催いたします。

 タカザワは当ギャラリーのディレクターであり、写真評論家。写真の実践としてこれまで「非写真家 non-photographer」(2018)「someone's watching me」(2021)などの作品を発表してきました。

 今回のテーマはタイトルにもあるとおり「私写真」です。

 私写真は日本の写真批評のタームの一つです。しかしその定義はいまひとつはっきりしません。「私写真」をネットで検索すると「撮影者の身のまわりの事象やプライヴェートな出来事などを題材とした写真のこと」(Artwords「私写真」冨山由紀子)と説明されています。

 富山も引用している飯沢耕太郎の『私写真論』(筑摩書、2000)によれば、写真は撮影者が存在する時点で完全な客観はありえず、「写真が本来的に"私的"なメディアである」ことを前提とし「あらゆる写真は「私写真」であり、""と被写体(現実世界)との関係の網の目から隠し出されてくる」と広義の私写真を論じています。その一方で、狭義として「""がはっきりと写りこんでいる写真」としています。

 また、写真家の松本徳彦は、私写真の元祖とされる深瀬昌久の『洋子』、荒木経惟が妻、陽子を撮影したシリーズについて「ともに、私的な情景を巧みに私小説的風景にまとめ上げ、その時代の世相、風俗に織り込むという、ユニークな方法を編み出していて、一九七〇年代初頭を飾るパーソナル・ドキュメントの代表といわれている」(『昭和をとらえた写真家の眼』朝日新聞社、1989)とし、私写真をパーソナル・ドキュメントの一つとしてとらえています。ちなみにパーソナル・ドキュメントは客観を装った報道写真に対し、個人的な視点をもとにした記録写真であり、ロバート・フランクの『アメリカ人』(1958)がその源流とされています。

 私は私写真(i-photography)を、私小説(i-Novel)にヒントを得た写真作品の形式だと考えます。私的な事柄を撮影した写真というだけでなく、そこに文学的なテーマ、それも古典であり普遍的な、生(性)と死、パートナーや家族との葛藤といった要素が中心にあると思うのです。

 しかし、私写真が私小説について論じられるがごとく日本的な表現だとは思いません。アニー・リーボヴィッツの『A Photographer's Life』(2006)は「私写真」としかいいようのない作品だと思うからです。私写真は個人的な体験を普遍化するための一つの方法、可能性として開かれたものだと思います。

 では、「私写真」とはどのようなもので、どのような要件を満たすことでそう感じられるのでしょうか。

 今年、私の疑問は、私自身の問題として浮上しました。

 この夏、母が94歳で亡くなりました。私は45年前、10歳の時に父を亡くし、母1人子1人で18歳まで過ごし、その後、親元を離れて一緒に住むことはありませんでした。展示では、父の死から母の死までの45年間の間に撮影された写真をもとに「私」を中心とした世界に生と死、人生に潜んだ「何か」を描けるかを試みます。

 どのような展示になるか、私自身にもまだわかりません。しかし、展示をご覧になった方が、私写真について考えるきっかけになるようなものにしたいと思っています。

 なお、展示期間中に、今回の展示を踏まえ、私写真についてオンラインレクチャーを行う予定です。

 

タカザワケンジ(写真評論家・IG Photo Galleryディレクター)

https://www.igpg.jp/exhibition/takazawa2024.html

 

会場:IG Photo Gallery(東京)

東京都中央区銀座三丁目1317号 辰中ビル3階/東京メトロ日比谷線、都営浅草線 東銀座駅下車

開催期間: 19日〜127

開廊時間:11:0018:30

休廊日:日・月・祝 入場無料

 

■レクチャー「私写真」513日(土)18:00

タカザワケンジ(写真評論家、IG Photo Galleryディレクター)

You Tubeにて、配信します。

チャンネル名:IG Photo Gallery

学外展「写真専攻 大学・専門学校選抜作品展New Generation Photography 2024」のお知らせ。ニコンプラザ(東京、大阪)

 在学生の伊藤千夏さんがニコンプラザ東京 THE GALLERYとニコンプラザ大阪 THE GALLERYにて「写真専攻 大学・専門学校選抜作品展New Generation Photography 2024」に出品されます。写真コースの卒業制作着手者から出品希望者を募集し、選抜されました。ぜひご覧ください。


(以下、Webサイトより)

私たちは日々流れる膨大な情報の海のなかで生きています。ウェブやテレビ・印刷物などからその一端に触れる一方、同じ時代に存在する他者と共に生きるためにお互いを認め合う作業が求められます。写真を選考する学生は写真というメディウムを使用して表現したいメッセージを伝えます。内容や興味の方向もそれぞれ異なる作品群が一つの場所に集まる時、どのような可能性が生まれてくるのでしょうか。

本展は、ひとりひとりが自己と世界の有り様に向き合って制作した作品を出展メンバーに示すことから作業を始めました。メンバー間でミーティングを重ねてDM制作、写真展会場構成、トークイベント企画など準備を進めてまいりました。個性あふれる作品群をニコンプラザ「THE GALLERY」でぜひご覧ください。

 

https://www.nikon-image.com/activity/exhibition/thegallery/events/2024/20240220_tgt.html

 

参加学校:

大阪芸術大学/九州産業大学/京都芸術大学/専門学校 東京ビジュアルアーツ/専門学校 名古屋ビジュアルアーツ/東京工芸大学/東京綜合写真専門学校/日本写真映像専門学校/日本写真芸術専門学校/日本大学/ビジュアルアーツ専門学校 大阪/武蔵野美術大学 (計12校、五十音順)

 

【会期】

ニコンプラザ東京 THE GALLERY

2024220日~34日 

日曜休館

10:3018:30(最終日は15:00まで)

 

ニコンプラザ大阪 THE GALLERY

2024314日~327

日曜休館

10:3018:30(最終日は15:00まで)

 

写真展会場「THE GALLERY」で出展メンバーによるギャラリートークを開催いたします。開催時間・登壇者はホームページをご確認ください。

<東京会場>

2024223日・224

<大阪会場>

2024315日・316