堀井ヒロツグ・成田舞・片山達貴 『透明な⼿で触れる』
※片山達貴さんは本学の通学部「現代美術・写真コース」卒業生です。
(以下、ギャラリーWebサイトより)
「透明な⼿で触れる」
ある⾝体研究者の⽅から、<⾝体の中には宇宙よりも遠い場所がある>と聞いたことがある。 そのひとは⼿を⾜のように、⾜を⼿のように扱うことができる。「からだ」そのものがもつ可能性をひらいていこうと、⽇々、実践しているそうだ。可能性とは、たとえば⾜でものを掴むことを禁⽌されることによって、⾜が歩く機能しかもてなくなるように、⽂化や習慣によって狭められてしまうそうだ。そんな彼がいうところの「遠い場所」とは何を指していたのだろう。
私たちの存在は、そこにどんな属性やラベルが紐づいていても、あるいはどんなに⾔葉を尽くして探ろうとしても、⾃分⾃⾝にさえ未知な領域があるのではないだろうか。だからこそ、誰かに触れられることによって、思いがけない可能性がひらかれることがある。
この展覧会では、堀井ヒロツグ、成⽥舞、⽚⼭達貴の3名の作家による、それぞれの「透明な⼿」で、⽇常の中にみえていながら⾒落としているものに触れようとする。それは、⾝体の中の遠い場所を考えるように、既に出会っているものたちとどのように出会い直すことができるかを問うていく試みでもある。
会場:GOOD NATURE STATION 4階 ホテルロビー GALLERY
京都市下京区河原町通四条下ル2丁目稲荷町318番6
開催期間: 2023年 4/15(土) ~30(日) 10:00~18:30
https://goodnaturestation.com/topics/shop/topics-13192/