勝又公仁彦先生の個展が東京で開催されます。
ぜひご覧下さい。
「Hotel's Window」
2015年4月15日(土)〜5月3日(日)
14-19時 会期中無休
会場:Studio Sori
東京都国立市東1-16-37 国立パールハイツ第1-203
以下プレスリリースより転載
Hotel’s Window -光差す部屋-
イタリアでの旅は「カメラ」の中で眠る旅だ。
客室を「カメラ」と呼ぶ国で写真機はマキナという。
写真機としてのカメラの前身は「暗い部屋」を意味する「カメラ・オブスキュラ」だ。
部屋に穿たれた窓から一筋の光が射すとき、外界の映像が揺らめく。それはカメラに差した世界の光。人々が喧噪から離れ、安息を得、心落ち着かせ、愛を交わし、夢見る、暗い部屋。それこそが映像の胚胎する場所なのだ。
世界の光、それは身体を貫き、心を照らすだろう。
Kunihiko Katsumata
写真機を表わすカメラという言葉は部屋を意味します。写真機の前身となった「カメラオブスクラ」は暗い部屋を意味し、当初は実際に部屋の大きさのものもありました。それは多くの場合、光の届きにくい奥まった部屋 —多くは寝室—を意味していました。2003年にイタリアを旅した勝又は、このときホテルの部屋がcameraと記載されていることに気付きます。そしてそのことを師である畠山直哉氏の授業で聞いていたことを思い出します。カメラであるホテルの部屋に写真機であるカメラを据え、カメラの中と外を覗いたらどうなるだろうか?そんな素朴且つ根源的な問いからこのシリーズは始まっております。撮影は現在も継続されており、膨大な数に上るシリーズ作品から、現像の済んでいるものより数点を展示致します。
http://www.tokyoartbeat.com/event/2015/3374