2017年度卒業生の桃井卓男さんの個展「湖(うみ)の境界を行く-2022湖西・過ぎゆく夏の記憶-」が奈良市写真美術館の一般展示室にて、7月19日より開催されます。ぜひご覧ください。
会期:2023年7月19日(水)~ 7月23日(日)
10:00 ~ 16:30(但し、初日は13:00から 最終日は15:30まで)
会場:〒630-8301
奈良市高畑町600-1
入江泰吉記念 奈良市写真美術館(一般展示室)
https://naracmp.jp/rental/schedule/
2017年度卒業生の桃井卓男さんの個展「湖(うみ)の境界を行く-2022湖西・過ぎゆく夏の記憶-」が奈良市写真美術館の一般展示室にて、7月19日より開催されます。ぜひご覧ください。
会期:2023年7月19日(水)~ 7月23日(日)
10:00 ~ 16:30(但し、初日は13:00から 最終日は15:30まで)
会場:〒630-8301
奈良市高畑町600-1
入江泰吉記念 奈良市写真美術館(一般展示室)
https://naracmp.jp/rental/schedule/
撮影を行う上での基本的な撮影方法も学びながら京都を撮影場にしてスナップ写真に取り組む講座です。2日目は祇園・清水寺界隈での撮影も予定しています。講師は写真作家の田中健作先生です。申込締切日は09/13(水)13:00となっております。興味のある方はぜひご検討ください。
この講座についての詳細は以下のURLをご確認ください。
https://air-u.kyoto-art.ac.jp/gakusha/learning/G2322405
講座概要
「被写体を見つけ出し、思い描いたイメージに則してカメラをコントロールする技術」を身につける。
写真の仕上がりを決定づける様々な撮影要素を、具体的なカメラのコントロール方法と共に模索していきます。講座内では実際に学外へ繰り出し、講義で得た知識を駆使して撮影に臨みます。本講座では日常の中に存在する心動かされる光景、そんな一期一会の被写体との出会いをどのように写し取るか、被写体
の探し方や構図、シャッタースピードや色味の設定について学んでいきます。
スクーリング内ではなかなか体験できない、銀塩写真の講座です。今回はフィルムカメラによる撮影から現像、プリントを行います。講師は写真コースのスクーリング科目やテキスト科目もご担当いただいている黒﨑創先生です。定員残りわずかとなっております。(申込締切日07/05(水)13:00)銀塩写真に興味のある方はぜひご検討ください。
この講座についての詳細は以下のURLをご確認ください。
https://air-u.kyoto-art.ac.jp/gakusha/learning/G2322417
講座概要
フィルムカメラによる撮影から現像、プリントに至るまでの段取りを知る。
35㎜フィルムカメラによる撮影~フィルム現像~プリントの作業を通して、フィルムによる基本的な写真制作のプロセスを学びます。
※本講座は、京都芸術大学 履修証明プログラム「写真(銀塩)2」に該当します。
写真Ⅴ-6(デジタルフォト2)や写真演習Ⅰ-2(絞りとシャッタ)をご担当いただいている西川善康先生参加の展覧会「三つの視点|北から南へ」「写真家5人|それぞれの視点、それぞれの世界」が台湾のギャラリー2箇所で開催されますのでご案内させていただきます。
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「三つの視点|北から南へ」
https://176.photos/activities/2305-06-ex-kaohsiung-176/
「写真批評」「卒業制作」のスクーリングなどをご担当いただいている写真評論家のタカザワケンジ先生の個展「SWM2.0 パレイドリアの罠」がIG Photo Galleryで開催されます。5月13日にはタカザワ先生によるレクチャー「パレイドリアの罠とその他の話題」がYouTubeにて配信されます。ぜひご覧ください。
(以下、ギャラリーWebサイトより)
写真史にはストリートスナップの名作が数多くあり、それらがある時代と場所を記録する貴重な記録であり、写真家独自の表現であることは周知の事実ですが、現代では一方的に写す(見る)ことが写される(見られる)側を傷つける、不快にさせることが指摘されています。また、インターネットが発達したSNS社会において自分の顔が写った写真が無断で拡散される可能性があり、路上で撮影された他者の顔(肖像)は誰のものか? という問題も生じています。個人の顔はその人自身のアイデンティティと関わる「情報」でもあるからです。
そこで立てた問いが、写真に写る「顔」はどうすれば個人から離すことができるのか、ということでした。
「SWM」の制作手順は以下の通りです。都市風景を1秒以下のスローシャッターで撮影します。写真をパソコンに取り込み、画面上で拡大し、写り込んだ人々の顔をスマートフォンで撮影。インスタグラムにアップします。スマートフォンに保存された正方形の写真をプリントしたものが展示作品です。
スローシャッターで撮影した写真では道行く人の顔はブレ、個人を識別することはできません。前回までの展示では、路上で撮影された「顔」を個人から引き離すことができるのか? 引き離すことができたとして、その「顔」はどのようなものなのか? を実践し、制作プロセスを示すために都市風景の写真を分割して展示しました。
その後、シリーズを続けていくにつれ、私の中で別の問いが浮かび上がってきました。撮影状況や歩く人のスピードによってブレの度合いはまちまちで、ほとんど顔の形跡を残していない場合もあります。しかし、それでも私たちはその写真が「顔」だとわかります。それはなぜか? と不思議に感じたのです。
私たちは人間の「顔」に敏感です。写真における顔の存在感は大きく、それが風景写真であっても、多くの人は写真に写り込んだ顔に目が吸い寄せられます。
反対側から考えてみましょう。私たちは人の顔以外のものを顔だと認識することがあります。岩や雲、木の茂りやコンセント、クルマのフロント部分に顔を見いだします。この現象は認知心理学で「パレイドリア現象」と名付けられています。
なぜ、私たちの認知に「パレイドリア現象」が起こるのか。
仮に、人間が生きるために人の顔を認識する能力を発達させているとしましょう。だとすれば、その表情を「読む」ことが生きるために必要だということになります。たしかに、顔から感情の変化を読み取ることは、人間関係を円滑に進めることに役立ちます。
しかし、私たちの顔への関心は「見る」ことと「見られる」ことの間で分断されます。私たちは他者の顔に強い関心を持ち「見たい」という欲望を持ちますが、同時に一方的に見られることに不快感を感じます。「ストリートスナップ」は、人の顔を見たいという欲望と、他人に見られたくないという忌避感とのせめぎ合う写真でもあるのです。
「someone's watching me」の続編に「 パレイドリアの罠」というタイトルをつけたのは、人間が「顔」に無意識のうちに向けていることへの興味からです。ブレた顔であっても、私たちはそれを顔だと認識できます。しかし、ブレの度合いが高くなればなるほど、それは人間から離れ「パレイドリア現象」に近づきます。私たちにとって、「顔」と「顔以外」の境界はどこにあるのでしょうか。
本展示は約380枚の作品を展示します。そのうち1点だけ人の顔以外のブレ写真を混ぜています。その写真をあなたは選ぶことができるでしょうか。
私たちが顔によせる特別な関心について、撮る・撮られる両方から考えるきっかけにしていただければ幸いです。
なお、展覧会開催にあたりレクチャーを行います。本作品について、4月に行なう台湾での展示についてのレポートを予定しています。そちらもぜひご視聴ください。
タカザワケンジ(写真評論家・IG Photo Galleryディレクター)
https://www.igpg.jp/exhibition/takazawa2023.html
会場:IG Photo Gallery(東京)
東京都中央区銀座三丁目13番17号 辰中ビル3階/東京メトロ日比谷線、都営浅草線 東銀座駅下車
開催期間:5月9日(火)〜5月27日(金)
開廊時間:11:00〜19:00
休廊日:日・月・祝
■レクチャー「パレイドリアの罠」(オンライン)
5月13日(土)18:00~
タカザワケンジ(写真評論家、IG Photo Galleryディレクター)
You Tubeにて、配信します。
チャンネル名:IG Photo Gallery
堀井ヒロツグ・成田舞・片山達貴 『透明な⼿で触れる』
※片山達貴さんは本学の通学部「現代美術・写真コース」卒業生です。
(以下、ギャラリーWebサイトより)
「透明な⼿で触れる」
ある⾝体研究者の⽅から、<⾝体の中には宇宙よりも遠い場所がある>と聞いたことがある。 そのひとは⼿を⾜のように、⾜を⼿のように扱うことができる。「からだ」そのものがもつ可能性をひらいていこうと、⽇々、実践しているそうだ。可能性とは、たとえば⾜でものを掴むことを禁⽌されることによって、⾜が歩く機能しかもてなくなるように、⽂化や習慣によって狭められてしまうそうだ。そんな彼がいうところの「遠い場所」とは何を指していたのだろう。
私たちの存在は、そこにどんな属性やラベルが紐づいていても、あるいはどんなに⾔葉を尽くして探ろうとしても、⾃分⾃⾝にさえ未知な領域があるのではないだろうか。だからこそ、誰かに触れられることによって、思いがけない可能性がひらかれることがある。
この展覧会では、堀井ヒロツグ、成⽥舞、⽚⼭達貴の3名の作家による、それぞれの「透明な⼿」で、⽇常の中にみえていながら⾒落としているものに触れようとする。それは、⾝体の中の遠い場所を考えるように、既に出会っているものたちとどのように出会い直すことができるかを問うていく試みでもある。
会場:GOOD NATURE STATION 4階 ホテルロビー GALLERY
京都市下京区河原町通四条下ル2丁目稲荷町318番6
開催期間: 2023年 4/15(土) ~30(日) 10:00~18:30
https://goodnaturestation.com/topics/shop/topics-13192/
写真演習Ⅰ-1をご担当いただいているキリコ先生の個展がGALLEY 04街区で開催されます。ぜひご覧ください。
(以下、ギャラリーWebサイトより)
この作品は普段ならすぐに片付けてしまい、形に残ることのない子供の遊びを「子供の世界」の一端として形に残すことを試みたプロジェクトです。
箱庭療法は20世紀初頭から子どものための心理療法のひとつとしてヨーロッパで発展したもので、その後ユング心理学や日本では河合隼雄氏が取り入れ、これまで長く子どもの内的世界を引き出す表現として認知されてきました。
今作では、箱庭療法で使用される箱庭をそれぞれの子どもたちの家に持ち込み、砂と自分のおもちゃを使って心ゆくまで遊んでもらいました。
驚いたことに同じ年代の子供達でもその遊び方や完成形には大きな違いがありました。
そして側で見守る母親の姿勢は、育児と子供の成長の関係性について私に深く問いかけるものでもありました。
まさに母親のこれまでの育児の結果が表出されたとも言える箱庭は、子供の世界だけでなく母と子の世界とも呼べるのかもしれません。
私はこの箱庭が出来る過程を映像で撮影すると共に、完成された箱庭を様々な角度から撮影し、そこから3Dデータを生み出し、さらにそのデータを3D印刷することで形にしました。
多面的に撮影された写真から造形された立体物は、膨大な情報量を含みながらも写真でも映像でもない曖昧さを持ちながらも台座に陳列され、あたかも彫刻のような佇まいとなり作品として存在します。
それは正解のない育児の曖昧さと、それでも健やかに育つ子供の存在そのものの様にも感じています。
キリコ
会場: GALLEY 04街区
〒530-0015 大阪府大阪市北区中崎西4丁目3-4Collection Nakazaki 1F
開催期間: 2023年4月14日(金)〜4月24日(月)13:00~19:00
休廊日:火/水/木 ※最終日は17:00まで
https://naneiart.com/wp/event/キリコ-個展「-the-world」/